代表プロフィール


代表/母袋博嗣(もたいひろし)について

1954年長野県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒。

大学では生化学を専攻し、クロマチン(遺伝子活性化に関与する構造)の単離等の実験に明け暮れました。子牛の胸腺から効率的に抽出できるとのことで、毎週のように横浜市鶴見区にあった屠殺場に通ったことが思い出されます。

 

卒業を機にIT業界に転じ、35年在籍した日本IBM(株)を2014年に定年退職しました。日本IBMにはプログラマーとして入社し、ソフトウエア製品の開発やサポート部門のマネジャーを歴任しました。その間、2年間の米国滞在経験があります。また、以下の論文の翻訳を担当しました。

 

日経サイエンス 1998年2月号 「コンピュータウイルス VS デジタル免疫系」

日経サイエンス 1999年4月号 「崖っぷちのコンピューター2000年問題」

 

在職中の主なミッションは、日本の顧客で発生した重大問題に対し、世界各地に展開する製品開発部門を動員しての解決策作成を主導することでした。従って、否が応でも、仕事を進めるために英語を使うことが求められる環境でした。 

 

最初から海外の部門を意に沿って動かせた訳ではなく、顧客から受けているプレッシャーとは全く相容れないのんびりした対応をされるなど、辛酸をなめることは数知れません。しかし、徐々に、「英語を使うからこそ、思いもかけないほど多くの人の協力が得られた・・」と思える場面も増え、海外の開発部門の中では、“Motai-san is a senior support person who is tasked when situations get delicate.”(Motai-sanは、状況がややこしくなってきた時に担ぎ出される上席サポート担当者である。)という評価で知られる存在になりました。 

 

今だから白状しますが、在職中本来の業務よりも熱心に取り組んだことがあります。全くのボランティア活動でしたが、部下や有志を集めて英語文献の輪読会を主催することで、以下を教材に用いました。

 

Inside OS2(※1)

Inside Notes(※1)

Operating System Fundamentals(※1)

The Singularity Is Near(※2)

Eat That Frog!(※3)

 

(※1)前半の3つは、当時の業務に直結した技術専門書です。

(※2)は、科学技術の啓蒙書で、最近話題になることの多い「シンギュラリティー(技術的特異点)」を扱ったもの。 著者は、知る人ぞ知るレイ・カーツワイル。2015年以降、Google社でのAI開発の総指揮を執っています。

(※3)は、営業コンサルタントとして有名なブライアン・トレーシによるもので、自己啓発の分野では有名なベストセラーです。

 

 

このような活動に血道をあげたきっかけは、業務を遂行する中で、部下の英語力に少なからず危機感を覚えることが何度となくあったことです。しかし、今から思うと、付き合わされた部下にとっては、私は「うっとうしい上司」だったかも知れません。(笑)

英語を学ぶのでなく、英語で学ぶ

当ウェブサイトは、「医学部を目指す英語」をテーマにしていますが、入学後も、受験生の皆さんが思っている以上に英語が重要となってきます。何しろ、「医学会の公用語は英語」なのです。英語が使えることで、最新の論文に目を通したり、国際学会で自分の研究を発表したり、世界の著名な医師とコミュニケーションを取ることもできます。

 

自分の経験から断言しますが、ある程度の英語力を身に付けた後、「自分の強み」と言えるレベルまで高めるには、長期に渡り興味を持って学習し続けることが何としても必要です。そのためには、自分の知的好奇心に耐えられるものを学習素材(教材)として使い、「英語を学ぶのでなく、英語で学ぶ・・・」という発想こそが重要になります。専門書に限らず、名演説、自己啓発ネタを扱ったビジネス書などが、教材としては適しているのではないでしょうか。

 

この発想の実践例として、メールマガジンでの情報発信を行っています。