有料版メルマガでは、無料メルマガの内容に加え、リアルなビジネスシーンを想定した英文メールのライティング演習が追加されています。 実際にビジネスで英語をバンバン使っている方には共感頂けると思いますが、ライティング力は圧倒的に重要です。 一方で、日本の英語教育で最も不足していると思うのがこの部分です。特に、リアルな状況を想定したライティングのトレーニングにはあまりお目にかかりません。
次の表はこのライティング演習の配信内容の概要を一覧にしたものです。 必要なバックナンバーの特定等にお役立て下さい。 なお、実際に英文メールを書いてみると分かりますが、翻訳の直接の対象となっている日本文だけでなく、背景事情が分かっていないと、英文にはなりません。 従って、実際のメルマガの中では、想定している背景事情も記載しています。
ライティング課題 (配信日: メールに書きたい内容)
2016年12月1日: 昨年から今年の3月までのCSスコアは一貫して80%~82%で推移していました。しかしながら、4月に製品XYZが市場に投入されるやいなや、CSスコアが45%に落ちてしまいました。(CSは、Customer Satisfactionの略で、顧客満足度のこと。)
2016年12月2日: 報告されている問題は、データの損失や漏洩を起こすことはなく、ご安心下さい。 (懸念を伝えてきている顧客に対する返答を想定しています。)
2016年12月5日: チームが既に目一杯の状況であり、正直申して、予想される作業量を吸収出来る余裕がありません。(勤労奉仕の要請に対し、繁忙期につき、応じられる余裕がない場合の返答。)
2016年12月6日: あなたの2017年に向けたビジネス目標のドラフトを、12月15日までに提出頂く必要があります。 5~6項目を挙げてほしいのですが、その中の1つは背伸びしたものにして下さい。(少し高めの目標を立てる場合を想定しています。)
2016年12月7日: 提供した解決策は、安定しているかを見極めるため、暫くの間モニターすべきです。 その結果、安定しているようであれば、それ以上面倒を見なくても大丈夫です。
2016年12月8日: レポートの最新版を添付しました。まだ、充実させるべきところがあります。充実を予定している中には、製品グループ別の深掘りがあります。
2016年12月12日: 最終的に当該顧客は、報告された現象の原因が、彼ら自身の責任範囲にあることに同意しました。(問題が製品に起因するものでなく、ユーザーの使い方の問題であることが判明した状況を想定したものです。)
2016年12月9日: このコミュニティーに参加するために、あなたはマネージャーである必要はありません。あなたの役割が何であれ、ご参加を歓迎します。
2016年12月13日: 3ヶ月の努力の結果、これらの時代遅れの慣行をほぼ除外出来つつあるのですが、根絶させるにはもうひと押しが必要です。
2016年12月14日: 本日、我社は、日本に於ける最大級の株式非公開の医療機器会社であるXYZの買収に関して最終合意に達したことを発表しました。
2016年12月15日: 我々は、海外渡航に関しては前もって予算を確保しておらず、私の考えでは、その都度、交渉/調整されるはずである。
2016年12月16日: プロジェクトXYZに関して、私の上司は驚くほど何も知らないで来てしまった。
2016年12月19日: 製品の性格に依っては、それらが動作しているところが見える製品動画をあなたのWebサイトに加えるのが良いでしょう。
2016年12月20日: 我が社の戦略に沿って、製品XYZのお客様に関しては、出来る限り、修理サービスの依頼をWeb上で行っていただくよう、誘導しております。
2016年12月21日: 53%の技術サービス提供業者が、依然として、運用コストの削減に向けた強いまたは中程度の圧力を感じている。
2016年12月22日: 私は、皆様にこのお知らせをお伝えするにあたり複雑な心境でいます。 田中さんが12月31日をもってABC社を退職し、他の機会を追い求める事になりました。
2016年12月26日: 受領したサイズが100MBのファイルの全体をダウンロードするのは上手くいったのですが、最終的に、XYZというエラーメッセージが表示されます。 その後、再度試してみましたが、何も状況は変わりませんでした。
2016年12月27日: ABCは、ヘルスケア業界にあって、独特な強みを持つ存在です。その業界に於いては、ABC社の提供するソリューションにより、ヘルスケアネットワーク内でリアルタイムに共有することの出来る安全な電子医療情報の作成が迅速化されます。
2016年12月28日: レポートに向けた皆さんからのインプット、ありがとうございました。皆さんからの情報をまとめたものを添付しましたので、レビュー頂きたいと思います。 全てを3つのグループに収めるため、若干の編集を行って表現を短くしましたが、根底にあるポイントは変えていないつもりです。ご覧いただき、何かの脱落や間違いがあれば、お知らせ下さい。
2016年12月29日: 上得意顧客は、辛辣な評価を下す顧客と比較して、将来も我が社と取引していただける可能性が10倍高いのです。 したがって、我々の製品を使っての顧客体験を理解するのは必須です。
2017年1月4日: 問題や要望と見なされる問い合わせが、”Inaccurate”ステータスに入ってしまうのを避けるため、”Escalated”ステータスに入れるよう、皆様のご協力をお願いします。
2017年1月5日: チーム全員にご認識いただきたいのですが、XYZ(顧客番号123456)は、ABCの運用を1月16日に開始する予定です。私は、過去2ヶ月に渡り、XYZと共同で問題数をモニターしてきましたが、現時点では、運用開始に影響を与える未解決の問題は残っていません。
2017年1月6日: バックログの量の改善を目的とした事後的な活動が、短期的な成功をもたらす場合も多々あるが、仕事のやり方を根本的に見直さないと、バックログは直ぐに元の状態に戻ってしまう。
2017年1月10日: 今回の週次会議には必ず代理を出席させ、 場合によって、行動を取るようにさせてください。
2017年1月11日: 我々のソリューションは、複合的な開発環境への費用効率の高い24時間7日のアクセスを提供します。
これにより、ソフトウエア開発者はより頻繁にテストすることができるようになり、結果的にソフトウエアの提供を早めることが出来ます。
2017年1月12日: この一週間、飛行機を降り立った瞬間から始まり、何から何まで助けてもらいましたね。お陰で、私にとって、その週は大変スムーズに事が運びました。あなたがいなかったなら、迷子になっていたでしょうね。
2017年1月13日: 幾つか既存の資料で有用なものがあります。あなたのチーム内でABCを使いだすのに苦労している人がいたら、それらの資料の存在を教えてあげて下さい。
2017年1月16日: 幾つかのテーマに関しては、少ないエフォート(資源、費用、時間)でできる範囲を超えています。それらに関しては、より広範な活動に従うことにしましょう。
2017年1月17日: いよいよ新製品の発売まで3日となりました。この新製品は、ABCの持つ先進技術と幅広い経験をベースに開発されたものです。我が社のビジネスにとって、今回の発売の効果を最大化できるかどうかは、皆さんのリーダシップにかかっています。
2017年1月18日: 今の状況では、業務中に常日頃発生する”報連相”に伴う作業を能率化する必要がある。
2017年1月19日; 今日、東日本を壊滅させた巨大地震と津波から6年目を迎えました。復旧に向けた努力は進んでいますが、実際には、今も多くの人が故郷から離れての生活を余儀なくされ、かつての生活を取り戻すため悪戦苦闘しています。
2017年1月20日: 「成果(業績)に対して支払う」というのが、我が社の給与戦略の基本原則である。
2017年1月23日: お互いの顧客を積極的に横取りすることはしないと言う一種の暗黙的合意が存在している。
2017年1月24日: 私から開発チームに対して、期待性能値を提供してくれるよう依頼しました。しかし、関係する変数(パラメータ)の多さを考えると、極めて困難なことかも知れません。
2017年1月25日: 仮にあなたが矛盾するような指示を受けていたり、経費管理が障害になっているようであれば、直接私に言ってきて下さい。
2017年1月26日: 我々は、顧客からの問い合わせの未処理分を大幅に削減することに成功した。
2017年1月27日: 私の部下は全員、業績が良い。一体どうやって区別しろと言うんだ?
2017年1月30日: 今のところ回答数は29件に留まっている。期限を来週水曜2月8日まで延長するしか無いでしょう。結論が意味を持つと思えるには、回答数の限界量が必要です。
2017年1月31日: 好むと好まざるとにかかわらず、デジタル的に力を持った顧客がやって来た。
2017年2月1日: 14時間時差があることを考慮すると、日本時間の午後10時(そちらでの朝8時)が良いのではと思います。30分以内に終わるのであれば、午後11時でも構いませんよ。
2017年2月2日: 我々は20労働日を費やしてXYZをテストしてきたが、結局、ABCを使い続けると決めただけだった。
2017年2月3日: 皆さんが各国の事情を少し探れば、次回のマネージメント会議で情報共有し、問題点を突き止められるでしょう。
2017年2月6日: 色々なことが顧客の体験を左右しますが、殆どの顧客は、効果的な回答を、確かな技術力を持つ人から、最短の時間で、かつ、その過程での頻繁な状況報告を期待していると言って差し支えないでしょう。
2017年2月7日: #アクションプラン: 提供した修正を使った状態でのお客様のテスト結果待ち。完了予定は、2017年2月23日。(社内向けの状況報告のつもりで簡潔に)
2017年2月8日: ソフトスキルは、顧客とコミュニケーションを取るのに使うツールで、使う機会が多ければ多いほど、その使い方により習熟するし、顧客に良い体験をしてもらう可能性がより高まる。
2017年2月9日:自社の公式ホームページで、2017年2月23日を製品ABCのEOS日として発表しました。発表されたEOSは、単にそれ以降は不具合サポートが利用できなくなるという期日を示したものであるはずです。
2017年2月10日: 今日、我々の組織の名称変更を行い、”ABC Inside Sales”とすることを正式に発表します。この名称にした理由は多数あります。例えば・・・
‐ 一般的に認められた業界用語であること。
‐ ABC社内の同僚に対し、我が組織が行っていることをより良く伝える。
2017年2月13日: あなたの結果がどれほど素晴らしくても、社の方針を十分に尊重しないやり方で達成したものであれば、評価はそれなりに影響を受けると覚えておいて下さい。
2014年2月14日: 各々の共有者は、特許に対する自らの持ち分を第三者に譲渡することが出来る。
2017年2月15日: 我々のサービスの価値を分かっている顧客に対する販売プロセスは、最適なオファーリングの選択を援助することであるが、ご理解頂けていない顧客に対しては、数値化できる表現でもって直接のベネフィットを強調しないといけない。
2017年2月16日: 要求している修正コードの開発、テスト、提供が可及的速やか(望ましくは、3月15日まで)に行われるように、全ての手を尽くして下さい。
2017年2月17日: 生産性を分析する目的は、上位管理職への報告ではなく、改善に向け我々が出来ることを全てやっているのか恒常的に自らに挑むことである。
2017年2月20日: 件名の問題に関しては、大変ご迷惑をおかけし、心からお詫び申しあげます。(ビジネス英語では必須の謝罪の定番表現です。)
2017年2月21日: その顧客から、件名の問題の進捗に関して懸念が提起された。とりわけ懸念しているのが、数回にわたりログの提供を要請されたにも関わらず、解決策が示されていないことである。
2017年2月22日: ABCはXYZ社に於いて長期間に渡り採用されてきたが、XYZ社のITへの投資が積極的とみなされることは決してなかった。
2017年2月23日: 今年はAIの有能な研究者の人数が更に増えただけでなく、今回は、来場者も増えると考えています。
2017年2月24日: 皆さんおはようございます。 今しがた、皆さんにお伝えすべき情報を得ましたのでメール差し上げます。
2017年2月27日: バックログ(残務)の管理は、我々が日常的に行う活動の一部であるべきであって、短期的にやれば良いというものではない。
2017年2月28日: 私が必要とされる場合に備え、休暇中の予定をお知らせしておきます。
12月31日 - 自宅で仕事
1月1日 - 連絡が取れません
1月2日 - 連絡が取れません
1月3日 - 定期的にEメールをチェックします。緊急時には、直接携帯に電話下さい。
1月4日 - 通常業務に復帰
チームを代表して、皆様が楽しい休暇を過ごされるようお祈りします。
2018年の健康と幸せのみを祈って。
2017年3月1日: 私は、その問題をWebサイトからオンラインで報告したのだが、焦れったくなって、誰か出てくれるだろうとの期待で電話をした。電話を取った担当者は、問題を確認しサポート担当者が私に連絡することになるという。どのくらい待ちますかと聞いたところ、2時間以内との返事であった。(「おたくの対応はなっていない・・・」と、サポートセンターの対応に苦情を申し立てるような場合に、なにが起こったのかを説明するメールです。)
2017年3月2日: 今回のメールは、以前やり取りした内容についてです。AAA案についてもう少し詳しく知りたいと思います。なぜなら、それであれば、現実的に提供できそうだからです。
2017年3月3日: こと人事に関しては、あなた方は全員、各々の国の組織構造の範囲内で、活動されていることに配慮したいと思います。
2017年3月6日: 本件ソフトウェアは、現状のまま提供され、ご使用頂くことができますが、一切の保証を致しません。
2017年3月7日: 前期、及び今期の売上高、営業利益、世界販売台数、世界生産台数を上期と下期に 分けて説明します。(プレゼンの冒頭を想定。)
2017年3月8日: 第1四半期が終わりました。ABC社にとっては、本当に厳しい四半期でした。ビジネスの土台は依然堅調ですが、我々のチームは、6四半期の中で始めて計画を少し下回りました。(業績発表のシーンを想定。)
2017年3月9日: 多くの基礎研究の結果、複数のプロジェクトを同時に管理するツールとしてこの方法が非常に有効であることがわかってきました。
2017年3月10日: 仕組みは簡単なものです: あなたが作文を先生に提出すると、48時間以内に、詳細な評価が返却されます。(学生に作文に関するプロセスの説明をしている場面を想定します。)
2017年3月13日: 皆さん全員が、マーケティング関連イベントの出費に関するプロファイルを見直し、低コストのもので代替できないか探ってください。
2017年3月14日: 各社員のSkypeアカウントを作成し、各機能へのアクセスを制御し、各自の使用状況を記録することは、いたって簡単なことである。
2017年3月15日: あなたが、田中さんの作業量の配分割合を把握しているのであれば、最新のデータを頂けませんか。(背景: グローバル人材の場合、活躍が複数の国に跨ることは普通に起こることです。その場合、人件費を実態に沿って各国に適正に按分し費用として計上する必要があります。それに反し、例えば、税率の高い国に費用を集中するようなことをすると、意図的に利益を押し下げる行為と見なされます。)
2017年3月16日: 私の考えでは、既存の技術文書に継続して手をいれることは、知識ベースを健全かつ最新の状態に保つことを確かなものにするのに役立つはずです。
2017年3月17日: 長期的にみると、我社は、製品XYZの価格やサポート提供のモデルを刷新する必要がある。
2017年3月21日: 全ての承認された異動は、Johnが適正に状況を把握できるよう、遅滞なく彼にレポートする必要があります。(背景: 巨大なグローバル企業になると、各国に組織があります。通常の人事異動などは、各国の独自の判断で行っていますが、親会社としては、全体像を把握する必要があります。)
2017年3月22日: 確かに、全員のものを組み合わせてみると、噛み合わない部分がでてくることは起こり得ます。(背景: 製品の仕様書を始めとして、複数の人が、各々の担当分野について書いたものを、最終的に一冊にまとめるという作業は、仕事の中でしばしばあることです。)
2017年3月23日: 殆どの顧客に対しては、要員が応対するサポートを今後とも提供するが、XYZで大量に販売される低価格ライセンスに関しては、電子的なサポートで十分であろう。(背景: あなたの会社では、2種類のソフト製品があるとします。主力製品は、数は出ないが単価が高く手厚いサポートも売りの一つです。一方、製品XYZは、大量に販売しますが単価が低く手厚いサポートを提供出来ません。)
2017年3月24日: 私は、3月24日(金)から3月29日(水)まで留守にします。その間の何日かは人里離れた携帯の電波が届きづらいところに行きます。 私に連絡を取る必要がある場合、遠慮なく〇〇番の携帯に掛けてください。直ぐに電話が取れない場合は伝言を残して頂ければ、後ほど、都合がつき次第コールバックします。 しかしならが、緊急事に備え、定期的にメールのチェックはします。
2017年3月27日: 残念ながら、もはや製品ABC専属の人員は居らず、自主的にその仕事を引き継いている人が2、3人いますが、かなり多忙な状態です。(背景: 製品全てが成功することはありません。ビジネスとしてダメだった製品は、専属の人員を残すこともできず、と言って、購入された顧客への対応は必要で、対応に苦慮する場合があります。)
2017年3月28日: 我が社は、2012年より本技術を採用した製品ABCの本格的な量産を開始し、2016年には圧倒的な市場シェアを獲得するに至った。
2017年3月29日:(背景: 開発部門の長からアワード受賞者に対するメール)
田中さん、
この1年を通してのあなたの顕著なリーダーシップに対して表彰できることは、我々の喜びです。あなたの行動、態度、言動は全ての開発者にとってお手本であり、チームにおいて模範として傑出しています。
添付されている賞状を印刷して、誇りを持って、作業スペースに貼り出すことをお勧めします。
おめでとうございました。
2017年3月30日: A評価というのは、明らかに他から抜きん出た例外的な結果を反映するものです。対象年度に於けるABC社の最大功労者と認めるものです。 B評価というのは、平均を上回る貢献をし、かつ、自身の職責範囲を越えた活躍をした社員に対するものです。(背景: ABC社では、5段階評価(A → E)を採用しており、上位評価の”A”と”B”について、その意味付けを記述してみましょう。)
2017年3月31日: このセッションでは、XYZライブラリとうまく付き合っていくヒントと回避策を、開発者およびテスト担当者両方の視点からまとめます。(背景: あるソフトウエア製品の開発に当たり、XYZと呼ばれるライブラリ 「 標準的な機能が集まったようなもの」を使います。それに関する講習会のひとコマです。)
2017年4月3日: 我々は、それぞれのニーズや望みをお持ちの、色々な個性を持った人々と関わります。我々の責務として、それらのニーズにお応えするベストな方法を探す必要があります。(背景: 会社の問い合わせ窓口の担当者が、自らの役目(ミッション)を遂行する上で最も大切なことを述べています。)
2,017年4月4日: 重要なことは、このレポートでは確かにXYZ社の最新版を評価していることです。しかしながら、現状の機能および製品戦略の両面で、我々の製品より低い順位付けです。(背景: 競合の激しい業界だと、業界紙が各社の製品を比較して、幾つかの基準で順位付けしたりします。 顧客の行動に影響力を持ちますので、各社ともレポートの内容は気にします。)
2017年4月5日: あなたに即刻注意を払って頂きたく、本件を取り上げることをお許し下さい。転送メール(日本語です)に依ると、我々の時間の明日の朝までにフィードバックを提供しないと大変な事になりそうなのです。(背景: 製品品質を疑われる問題では、海外での動きが鈍いと、その顧客を担当する営業が圧力をかけてくることがあります。)
2017年4月6日: 非常に厳しい経済状況にあって、堅調な第4四半期もあり、全般的には好調のうちに会計年度を終えることが出来ました。
2017年4月7日: 製品の更なる使い勝手の向上につながる提案があれば、このメールに対し、あなたの考えと一緒に返信(「全員に返信」でなく、「返信」で)して下さい。
2017年4月10日: 我々は、提供するサービスの優れた品質を確信し、全てのサービスに対して以下のような返金ポリシーを適用しています。
2,017年4月11日: 電子認証とは、要するに電子世界において、その人が本当に本人であるかどうかを確かめることである。
2017年4月12日: 我々がソフトスキルに関して上達すればするほど、クライアントに対して、記憶に残りまた利用したいと思わせる良い体験を提供する可能性も大きくなる。(背景: 仕事に関連するスキルを、「ハードスキル」と「ソフトスキル」と分けることがあります。前者は、資格やツールを使いこなせる等、比較的見えやすいものを指します。それに対し、ソフトスキルは人間性やリーダーシップなど、人を引きつける要素のある能力のこと。サポートなど顧客と接する部門では、ソフトスキルがことさら重要になります。)
2017年4月13日: 君こそが、お客さんを納得すべきである。(背景: 顧客に提供した製品やサービスに関して、立腹されるのを承知で嫌な話に納得して頂く必要がある場合があります。 例えば、期待したほどの性能が出ない、機能が思っていたのと違う・・等。そうした場合、誰が顧客と話すべきか悩みますね。)
2017年4月14日: 今週、チャットする機会が持てて幸いでした。どのようなものであれ、今週末までに、そちら側で結論づけたものを見るのを楽しみにしております。そして、それを製品品質向上に関する活動として顧客に報告する事にします。
2017年4月17日: この修正は現状のままで提供されます。顧客に提供することは出来ますが、特別措置であって、サポートの対象でないことをご理解いただいていることが前提です。(背景:IT業界では、製品自体の問題(バグなど)に対して修正コードを提供することがあります。他の問題(副作用)を起こさないよう、十分にテストしてから提供になりますが、状況に依っては、お客さんが待ちきれずテスト途中のものの提供を要請されることがあります。)
2017年4月18日: 大変申し訳ありませんが、貴殿のネットワーク環境について我々は何の知識も持ち合わせておらず、頂いたご質問に直接お答えできません。
2017年4月19日: 適任の部門に引き継ぐ事を考えるべきですが、顧客が放置されているとの印象を持たないようにすべきです。(背景:顧客からの電話を取った時に、自分の担当以外の用件だとします。適任の部門に引き継ぎすべきですが、顧客が「タライ回しされている」と感ずると、満足度が下がってしまいます。 )
2017年4月20日: 販売力の極度なまでの重視は、ABC社に於ける経営の顕著な特徴だが、技術面の停滞を引き起こした。
2017年4月21日: 4月19日の新聞広告を皮切りとした一連のキャンペーンを行い、市場シェアを取り戻すため、他社に比べてABC社の製品の優越性を積極的に訴求していきます。
2017年4月24日: 今日の主要な組織は、より深い洞察を得てそれに対して行動を起こす能力がビジネスの成功へのカギと認識している。
2017年4月25日: 2017年5月3日まで留守にしております。メールを頂き有難うございます。4月26日から5月3日まで留守にしており、その間、メールを見ることが出来ません。もし緊急の場合は、留守中の代行の田中さんにご連絡下さい。それ以外については、戻り次第お返事差し上げます。
2017年4月26日: 燃料消費量の削減やサービスの合理化に努めましたが、収益と支出の両面で圧迫を受けました。結果として、我が社の実績は前年同期を大きく下回りました。
2017年4月27日: 今日の厳しいビジネス環境にあって、ABC社のマネージャーとして、あなたはあらゆる機会を捉え貴チームの成績を最大化すべきである。
2017年4月28日:今すぐ、カレンダーに印を入れましょう。一年の中でも忙しい時期であることは承知していますが、会社の中であなたの役割が何であれ、件名のクラスに出席することで業績が上がります。
2017年5月1日: 件名の問題に対して、緊急に注意を払ってください。皆さんお忙しいのは承知していますが、これは掛け値なく厄介な問題です。ことさら、北米と日本に関係します。
2017年5月2日: 私は5月7日まで留守になりますが、田中さんがあなたの質問に答えるべくフォローすることになっています。経緯を余すところなく伝えるため、この返事のCCに彼を入れました。
2017年5月8日: 念のためお知らせしますが、今週は旅行をしており、5月15日(月)に戻る予定です。翌16日(火)は、有給休暇で留守にします。留守の間、メールのチェックは限定的です。
2017年5月9日: 2015年にトヨタはホンダの2倍のクルマを生産した。(背景: 一見すると非常に単純な英作文ですが、倍数詞の利用に関して日本人の多くが間違える要素を含みます。)
2017年5月10日: 我々がこの様な厳しいルールを作ったのは、それが絶対に必要と考えたからに他なりません。
2017年5月11日: 事業部門でのリスク管理に加えて、全事業に共通する重要リスクを把握する体制を整える必要がある。
2017年5月12日: あなたの業績について話し合うため万全な準備をしていただき、ありがとうございました。この会話を受けて、私からお話したフィードバックを文面で残そうと思います。(背景: あなたの部下が海外にいるとします。期末になると、一年を通しての業績について本人と話し合うはずです。電話なりで話した後、話に出た重要な事柄を記録に残すためメールを出したいと思います。)
2017年5月15日: そのビジネスミールの発起人であるマネージャーは、ミーティングに先立って、議題の概要などの仕事上の目的を事前に連絡すること、及び、控えとしてその連絡内容を保持しておくことが求められます。(背景: ビジネスミールと呼ばれるものをご存知ですか。仕事を兼ねた食事という事で、社内ミーティングをこの形で行うこともあります。経費処理の事を考えると、ビジネスであった事を適切に記録に残すことも重要ですね。)
2017年5月16日: 今回の解決策の提供予定時期はまだ分かりません。しかしながら、暫定的な修正の場合、20労働日以内に提供されるのが一般的です。(背景: 販売したソフトウエア製品に不具合が報告され、顧客から修正コードの提供時期を聞かれている状況ですが、確定情報を返せる状況にありません。)
2017年5月17日: 残念ながら、今日がABC社に於ける田中さんの最後の日になります。彼と一緒に仕事をした誰もが、彼のプロ意識と高い技術知識に対して、ただただ称賛あるのみです。(背景: ABC社の中で最も高い技術力を持つ田中さんというエンジニアが会社を辞めることになりました。最終出社日に、彼の上司から関係者に対して、その旨を連絡します。)
2017年5月18日: 日本に於けるユーザーは、我々の解決策を導入していれば、販売情報や顧客データを必要に応じて分析できるはずだ。(背景: 英語の仮定法に関して、実務の中では、「条件節(if節)、主節」という形の文(「基本形式」と呼びます)に出会うことは稀です。 どういう事かというと、条件節(if節)がなく、他の語句によって仮定法であることが暗示される場合が多いのです。この課題は、そのことを念頭に於いて、取り組んで下さい。)
2017年5月19日: 我社は、競合他社と比較すると、顧客に対するクラウド型ソリューションの提供に於いては、色々な意味で遅れを取っている。
2017年5月22日: 残念ながら、以下のWebページの情報に依って、我々は大いに混乱しています。多くの技術部隊に影響する広範な性格なものであり、時間をかけて混乱を解消すべきです。(背景: 一つの製品を世に出すにも、社内の多くの部署が関与します。開発部門、営業部門、サポート部門、広報・・・などなど。何らかの連携ミスがあって、例えばサポート終了時期について誤った情報が公開されてしまうと、影響は甚大です。)
2017年5月23日: その警告メッセージは、単に、ユーザーに対して、アプリケーションの署名に際して使われた証明書の有効期限が切れたことを知らせるものです。これによりアプリケーションのセキュリティーや機能に影響することはありません。殆どの場合、ユーザーは”Always Trust”ボタンをクリックすることでこのメッセージを止めます。
2017年5月24日: 幸いにも今のところ日本チームの全員が無事でいることが確認できました。ただ、彼らの家族の状況に関しては、引き続き情報収集中です。(背景: 大きな地震などがあると、関連する海外の部門や取引先から、”お前のチームは大丈夫か?”という問い合わせを受けることがあります。それに対する返答の例です。)
2017年5月25日: お客様によると、毎日正に最初の起動処理が前述したエラーメッセージを伴って失敗します。そして、後続の起動に関しては何ら問題なく上手くいきます。
2017年5月26日: 時差を考慮すると、日本時間の午後10時(そちらの朝8時)であれば、私は都合がつけられます。所要時間が30分以内であれば、日本時間の午後11時でも結構ですよ。(背景: 無生物主語と組み合わせた自動詞”work”を、メールで時間調整する局面で使う練習です。)
2017年5月29日: ABC社に於いては、実質すべてが社内で行われ、生産、流通、そして何より品質が完全に管理されています。
2017年5月30日: 何かの問題があってテレカンに間に合わなかったのですか。それとも、私の招待状に何か問題がありましたか。本日、あなたを20分待った後、リスケすることにしました。こちら側の出席者の多くにとって都合が良い次の機会としては、日本時間で来週月曜の午前9時です。(あなたの時間帯では、日曜の夜8時)これで、大丈夫でしょうか。もし都合が悪ければ、来週の水曜での開催を検討します。(背景: 前々回の演習では、”無生物主語+work”を使ってメールで、テレコンの日程調整をしました。今回は、その発展として、もう少し複雑な状況を扱います。相手が何からの理由で、テレコンに現れませんでした。)
2017年5月31日: カメラをほんの数インチ動かすだけで、イメージクオリティを劇的に改善できる場合があります。
2017年6月1日: 開発チームは、全力を挙げ、お客様から報告される如何なる問題にも遅滞なく取り組む事をお約束します。
2017年6月2日: ABC社の製品に投資し自社内に展開した48社のROIを集計したサマリーレポートによれば、1ドルの経費に対し
平均8.3ドルの収入を得ている。(背景: 自社の製品やサービスを宣伝する最も効果的な方法のひとつは、既存顧客の実績を示すことです。)
2017年6月5日: サポート部門の人々は最前線に居るので、しばしば、社内の他の人々よりもその顧客が我々の製品を使ってしていることに関してより深く知っている。(背景: 比較表現の練習ですが、”than”の後のS+V構造を意図的に残して作文してみましょう。
2017年6月6日: 2015年との比較に於いて、ABC社の顧客満足度は低下した。また、最新のレポートでは、サポートが最下位グループに入るとの評価になっている。(背景: 多くのベンダー(供給業者)がひしめく業界では、業界紙が利用者/企業にアンケート調査を行って、色々な観点でベンダー間の比較をすることが行われます。競争力に直結しますので、製品を提供する側は、非常に気にします。)
2017年6月7日: プロセスや指針というのは、静的なものではありません。つまり、社内外の変化についていくため、必要に応じて更新されるものです。
2017年6月8日: Kenji Tanaka主催の全員参加会議のどちらかにご参加下さい。
6月12日(月)9:00 東部夏時間(北米、EMEAからの参加者向け)
6月13日(火)9:00 東部夏時間(アジア、日本からの参加者向け)
下のボタンのどちらかを押して、カレンダーに登録して下さい。時に、これらのボタンを使う時に時差の処理で問題が出る事があります。従って、カレンダー内で、正しい時間であることを再確認下さい。(背景: Kenji Tanakaさんは、グローバル企業の部門長で、部下が世界中にいるとしましょう。定期的に、傘下の全員が参加するテレカンを行うのですが、時差の関係で、同じ内容の事を2度に分けて行います。)
2017年6月9日: サーベイ結果の活用法を探るべく“XYZ”と呼ばれる現地レベルの活動を行ってきました。(背景: 風土によって程度の差はありますが、どの会社でも、何からの改善活動を行っています。グローバル企業の場合であれば、国境を跨って行うもの、国レベルで行うもの等、色々ですね。)
2017年6月12日: 本日の会議で話題になっていた2つのスプレッドシートをメールに添付しました。(背景: 会議の席で話題になった資料が、その場では直ぐに出てこなかったという経験は誰でもします。そんな時は、会議の終了後に探し出して、関係者にメールで送ったりしますね。)
2017年6月13日: 必要なデータを収集するには、お客様に相応の行動を取っていただくことが重要であることを強調したいと思います。(背景: ソフトウエア製品の問題では、原因を調査するため、問題が起きているお客さんの現場で情報を集めてもらう必要があります。ところが、お客さんに依っては、そのこと自体を快く思わず、なかなか協力いただけない場合も多いですね。)
2017年6月14日: 私の理解するところ、XYZに対して報告された問題は現段階で全て解決されています。この理解が違っているようでしたら、今週の金曜までに残っている問題の全てが私宛に報告されるよう徹底して下さい。(背景: 社内に”XYZ”と呼ばれる新しいシステムを導入する計画です。通常、全社展開に先立って、限られた範囲で試行して大きな問題が残っていないことを確認します。今は、そのフェーズの最終段階です。)
2017年6月15日: 追加調査により、我々の製品を使って顧客が何をしているかについての知見が増すことが期待される。
2017年6月16日: 可能であれば、以下の質問にインラインでお答え頂き、可能な限り速やかに返信下さい。もし、このメールがあなたにとって全く意味をなさない場合(つまり、あなたがどの質問にも何の関わりもお持ちでない場合)、その旨をお返事頂ければ結構です。(背景: 質問に答えてもらう必要がありますが、誰が適任なのかはっきりしないことがあります。取り敢えず、手持ちの情報から当たりを付けて連絡する状況を想定します。)
2017年6月19日: ”ABC Values”を再度見直し、我社にとっての価値を具現化するため、まさにどのような行動が求められるか考え出して下さい。(背景: 多くの会社では、社員向けに”行動指針”があります。会社の考え方を言葉にして、社員の行動を方向づけることを目的にするものですね。会社の”価値観”とも言え、欧米の企業では、”ABC Values”(ABCは会社名)などと表現する場合もあります。)
2017年6月20日: 全ての承認された異動は遅滞なく木村さんに報告する必要があります。それにより、彼女は適切に異動を把握することが出来ます。これらが、適切な把握の為にまさに彼女が必要とする情報です:
(背景: 木村さんという女性がいて、多くの国に拠点を持つ日本企業の人事担当者です。各国の事情で、人員の変動があるのですが、HQ人事担当者としては、概略を把握している必要があります。そこで、各国の代表者に対して、木村さんへのタイムリーな情報提供を要請することにします。)
2017年6月21日: 今後に関しては、新たな市場に注力し、ABC社にとって2017年は再び素晴らしい業績を実現できると確信しています。(背景: ABC社の業績不振が続いていて、その打開策として、新たな市場に参入しようとしています。)
2017年6月22日: 時に、我々が想定しておらず、従って、テストもしなかったやり方で我々の製品を使っているお客様に出会うことがあり得ます。(背景: どんな製品やサービスでも、最終的な使われ方を想定して、それに基づき開発されテストされます。ところが、実際には、想定外の使い方をされて、問題を起こすことがあります。)
2017年6月23日: 私との電話を日本時間の来週水曜の午前9:30または10:00で設定することは可能でしょうか。(その時間は、そちらの時間帯だと、火曜日の夜8:30、もしくは、9:00になると思うのですが。)(背景: 時差のある相手と電話会議の時間調整をする場面は結構あると思います。相手が夏時間のある時間帯に属していると、何時間の時差があるのか、一瞬戸惑うこともあります。)
2017年6月26日: Windows 7のEOSに関連して、我々の顧客ベースに対してどのような影響が出るのでしょうか。多くがWindows 7を使っているのでしょうか。あなたの見解を聞かせていただけますか。正式にこの数を把握していないことは理解していますので、感想で結構なのですが・・・(背景: 古くはWindows 95、Windows XP。最近でも、Windows 7のEOS『サポート終了』がありました。PC上のアプリを提供している場合、Windowsのサポート切れによる影響は、気になるところです。)
2017年6月27日: 指定された時間は、日本チームに特別にご配慮頂いたようですね。(ウインク)私のチームに対しては、その2日間、勤務時間を柔軟にして6:30AMに出席するように指示します。ご心配には及びません。(背景: 最近では、社内向けの説明や教育をWebinarという形式で行うことが増えています。ネットを使ったセッションとも言うもので、一通りの説明の後、QAが続くという形態が多いです。他国製企業の場合だと、出席者の時差がマチマチですので、国によっては、辛い時間にセットされてしまうこともあります。今回は、2日間に渡るセションが日本時間の朝6:30にセットされてしまい、日本のマネージャーとしては、苦笑いしながら同意する場面を想定します。)
2017年6月28日: 今日の先進的組織の殆どは、より深い洞察を得て、それに基いて行動する能力が、ビジネス上の成功への鍵であることを認識しています。
2017年6月29日: この問題は依然として調査中であって、確定的な結論を得ておりません。しかしながら、私の印象としては、お客様に対して、高負荷状態を取り除くためにキャパプラ(能力計画)のやり直しを依頼すべきだと思います。(背景: IT製品をお使いのお客さんから、”時折、システムがダウンする”との問題報告がありました。製品の問題の可能性もあり調査中ですが、そもそも許容限度を越えた負荷のかかる使い方をしているのでは・・という疑いが濃厚です。)
2017年6月30日: しばしばそのように思うのですが、我々が多くのことを知れば知るほど、益々知らないことが多いことに気が付かされます。(背景: 最近のIT製品は、複雑度が人知を越えています。その結果起こることは、ある一つのことを知ると、更に知らないことがあることに気づきます。そして、その繰り返しが際限ないのです。このような状況を表現してみましょう。)
2017年7月3日: 2016年9月30日をもって、以下の製品に関しては、EOS(サービス終了)となりました。しかし、お客様からのご要望があれば、最大2年間のサービス延長を提供いたします。(背景: Windowsを始めとして、ソフトウェア製品には、必ずEOS(サービス終了)があります。この日を過ぎると、その製品で問題が生じても、製造元は新たな修正を作りません。もっとも、企業活動で使われる製品では、有料でその期間を延長する場合もあります。もちろん、それも無期限ということではなく、何時かは終わるのです。)
2017年7月4日: どの様にお客様及び顧客担当チームに対して今回の解決策を伝えるのがベストであるかの判断は、貴方に一任したいと思います。(背景: 製品やサービスに問題があった場合、お客さんの期待値に沿った解決が理想です。しかし、製品やサービスが複雑になるにつれ、そう単純には行かず、お客さん側の譲歩も必要な場合があります。そうなると、どの様に事情を説明して納得頂くか・・というコミュニケーションの部分が重要になります。)
2017年7月5日: 従来のレンタルオフィスの制約に囚われる必要はありません。(背景: レンタルオフィス業に新規参入しようと考えているとします。ウリ文句は、賃貸であるがゆえの制約を大幅に取り払う柔軟性に富んだ仕組みです。キャッチコピーを作りましょう。)
2017年7月6日: XYZを担当する顧客担当チームは、あなたの得た結論を正当化する必要に迫られています。彼らは、発チームに対して、お客様向けの報告を提供するようにと求めています。(背景: IT製品が代表的ですが、製品がどんどん複雑化するにつれ、個々の問題に関して、お客さんの満足の行く解決策があるとは限りません。場合に依っては、お客さん側での変更や手間が必要になることもあります。このような場合、お客さんの納得を得るための説明が重要になってきます。)
2017年7月7日: ABC社の社内規定の一環として、社員は報道機関など外部からの問い合わせに対し、それがオンラインであれ、電話であれ、その他の方法であるにせよ、答えるべきでないことを再度思い出して下さい。渉外部門の関係者のみが公的な問い合わせに対応することが許されます。(背景: 外部からの問い合わせがあった場合、不用意な答えをしたがために、会社自体が面倒な立場に置かれることがあります。従って、多くの会社では、渉外部門の担当者のみがその種の問い合わせに対応することにしています。)
2017年7月10日: 今年のイベントは大変な成功でした。5000を越える申し込み、及び、極めて好意的なコメントがお客様、アナリスト、及び、メディアから寄せられました。
2017年7月11日: この取り組みへの関与の一環として、営業がどの様に組織されているかについて報告する必要があります。日本については私の方で論ずることが出来ますが、他の地域については、あなた方の支援が必要です。(背景: 幾つかの国でビジネスを展開している企業を想定します。営業セールス活動に関して全社レベルで改善活動が行われており、あなたがリーダーです。先ずは、どのように営業が組織化されているか、まとめようとしている段階です。)
2017年7月12日: 貴殿が支援を必要とされていること、たった今、知るに至りました。残念ながら、以下のメールに記載されていることを除くと、それ以上の情報がありません。(背景: 組織が大きくなると、「たらい回し」という状況が発生することがあります。当初お客様からの問い合わせを受けた部署では対応出来ず、回り回って、ようやく適切な担当者に話が回ってきた状況を想定しましょう。)
2017年7月13日: わざわざ、あなたの論点をメールにまとめて頂き、感謝いたします。(背景:英語の電話会議では、技術的に細かいことなど必ずしも聞き取れないこともあります。しかし、その内容が、お客様に説明する必要などの理由で、必要になることもあります。こうした場合、変に遠慮するのでなく、論点をメールにまとめて送って欲しいと依頼すべきです。)
2017年7月14日: 帰りのフライトは快適で、今はだいぶ気が休まりました。田中さんと同様、私からも、先週あなたが我々の世話をしてくれたことに感謝申し上げます。大変親切にも、一週間をこのために使っていただきましたね。あなたなしでは、我々は完全に途方に暮れていたはずです。(背景: 全く初めての外国に出張したとします。あなたと田中さんの2人で行ったのですが、現地の同僚が付きっきりで何から何まで世話をしてくれ、目的を達成することが出来ました。帰国後、そのことに対して感謝のメールを書いています。)
2017年7月18日: メールやWebを使ったアンケートでは、その一番最後で、時間を割いてお答え頂いたことに対しての感謝を伝えるようにします。
2017年7月19日: 今やデータはデータベースに格納されたので、次はそのデータに有意にアクセスする方法が必要です。
2017年7月20日: 今回ABCの希望小売価格および卸売価格も決まったので、我々は、生産ラインの安定性に集中すべきです。
2017年7月21日: わが社は、もっぱら北米市場に向けて、新規モデルを2018年から投入を開始する。
2017年7月24日: これらの新たに導入した概念の更なる論考を本報告書の附属書 Aに示す。(背景: 英語では受動態の方が好まれるケースを練習してみましょう。今回の課題は、解説書や論文ではもちろんのこと、メール等でも十分に応用が利きます。)
2017年7月25日: 問題は、最新版のABCで導入された変更に起因していたことが判明しました。変更がなされた理由に関しては、以下のURLからわが社の公式記事をご参照ください。(背景: 前回に引き続き、能動態よりも受動態が好まれる状況下での英作文をしてみましょう。)
2017年7月26日: 通常の状況下であれば、この問題はABCの制限事項として、お客様にはその特定の機能を使わないようにガイドすることで、決着を図るべきである。(背景: 販売した製品ABCに不具合があり、お客様から、ある機能が動かないと報告がありました。ただ、別のやり方をすることで所期の目的を達することが出来ます。本来であれば、製品を直すべきなのですが、
IT製品など複雑なものの場合、変更することで副作用を作り込む可能性がかなりの確率であります。従って、可能な限り製品を直すことなく、お客様側での対処で問題を回避していただくのが望ましいのです。)
2017年7月27日: 実に奇妙なことであるが、話題が製品の品質に及ぶと、日本ではABC社の内部関係者の多くが、その所属に依らず、自信を失っているようである。(背景: あなたの所属する会社は海外で開発された製品を日本国内で販売しています。開発体制や開発過程でのテストの様子などを詳細に把握できないため、顧客から品質面で苦情が出ると、自ら販売する製品に対しての自信が揺らぎます。)
2017年7月28日: あなた方全員に、当社のABCを意思決定者に売り込むための新しい発想での提案、および、課題解決に向けた活動を実施して欲しいのです。
2017年7月31日: 資料を読み終えた今、9月に皆さんとロスでお会いできるという大きな喜びとともに、少し不安な気持ちも覚えます。(背景: ロスで社内研修が予定されており、日本からはあなたが出席します。他国の同僚と再会できそうですが、事前に送られてきた資料を見て、少し難しすぎるかもしれないなと、正直、不安も芽生えています。)
2017年8月1日: あなたが見ているエラーが“BBBBB”ではなく“AAAAA”であるという事実から推測すると、最新の修正コードが正しく導入されていないことが強く疑われます。(背景: スマホが代表格ですが、誰でもIT機器を使う時代です。その代償(?)として、トラブルに遭遇すると、ITの世界の本来のややこしさに向き合わざるを得ません。そんな状況での、サポートとのやり取りです。)
2017年8月2日: 2017年の重要な変更として、有効な新規込み客の開拓に関しては、マーケティング部門が全面的に責任を負うことになります。(背景: どんなビジネスでも、先ずは、新規の見込み客を集めないと話が何も始まりません。製品やサービスの内容に依って、イベントなどの場を活用、オンラインでの情報提供する・・・等々、色々なやり方があります。)
2017年8月3日: 大きなバージョンアップを拒否されるお客様であっても、マイナーリリースを導入頂く事で、セキュリティーの強化を図ることが出来ます。(背景: スマホが普及していますので、今や誰でもご存知ですが、アプリ(ソフトウェア製品)は、時折バージョンアップされる宿命です。V1 → V2 → V3となると、不具合の修正だけでなく機能拡張が入りますので、変更も大幅なものになります。それに比べて、V1.001 → V1.002などは、不具合の修正だけの小幅な変更です。業務に使うソフトウェアの場合、変更に伴うリスクを心配して、大幅な変更を基本的には拒否すると決めている企業も少なからずあります。)
2017年8月4日: チームで作業する環境では、互いのやり取りが簡単になると、作業効率が向上します。各メンバーのメールアドレスを順番に一つ一つ入力し続ける必要はありません。そうするのではなく、「グループ」として知られる、あて先リストを皆で共有しましょう。
2017年8月7日: ビジネスにおいて、品質が大切であることに疑いの余地はない。そして、顧客の不満がかつてないほど速く拡散してしまうため、品質はより重要になってきている。
2017年8月8日: 7月18日(日本時間)、社長兼CEOである山田太郎が、ABC社の2017年第2四半期に於ける財務結果を発表した。
2017年8月9日: 今しがた、XYZをダウンロードして導入し終えたところです。しかしながら、導入したXYZから動画を立ち上げようとすると、「現在の設定では再生できない」旨のエラーメッセージが出て失敗してしまいます。どの様にしたら、この問題を解決できますか。
2017年8月10日: プロモーションで使用される画像、写真、動画、および、その他すべての形式の展示物は参考のためだけに用いられるものであり、対象とされる製品の現実的または完全な表現と見なされるべきものではありません。
2017年8月14日: このプログラムをダウンロードすることで、あなたは“早期リリース製品に関するABC社使用許諾”の諸条件を受け入れたことになります。(背景: あなたの会社=ABC社は、ソフトウェア製品を販売していますが、正式販売に先立ち早期リリース製品を提供し、試験的に使ってもらうことがあります。当然、正式版とは、使用に関する諸条件が違ってきます。)
2017年8月15日: 彼は、自らの実体験を引き合いに出しながら、直属の部下を含め自分の周りの人々の英語のスキル習得を手助けするのに、相当な時間を費やしている。
2017年8月16日: 本日の電話会議で話題にしていた2つのスプレッドシートです。全てのリーダーは、基準となる情報を追加して下さい。(背景: 各地からのメンバーが参加する電話会議を主催した状況を考えましょう。その中の議題の一つとして、全てのリーダーからの情報提供を必要とする項目がありました。会議終了後に出席者にメールを出し、リーダーのアクションを促します。)
2017年8月17日: なお、新たに生じているリスクについては、弊社は速やかに責任者を定め、適切に対処いたします。
2017年8月18日: この業務は、一般に、購買部門に所属する資材係もしくは倉庫係が担当するものである。
2017年8月25日: その会社の急成長と時間的制約のため、ビジネス上の決定は、意味のあるデータを検討するというよりも、“直観”に基づくものになっていた。
2017年8月28日: Iida-sanは、リーダーとしてのスキルに加え、技術的知識や顧客と係わった経験が豊かな方です。(背景: 社外からリーダークラスの人を自分の部門に迎えることになりました。他のメンバーに対して、その方の背景やスキルなどを前もって知らせる局面です。)
2017年8月29日: 成長市場に於いては、南米、中東、アフリカ地区は引き続き堅調でした。日本を除いたアジアは軟調で、中国に於いては再度マイナス成長でした。しかしながら、長期的には有望であるので、これらの国々に対する投資は継続します。(背景: グローバル企業の場合、成熟市場、成長市場・・など、市場を幾つかのカテゴリーに分けて、投資の優先度を決めます。)
2017年8月30日: このデザイン性の高さは、是非、自分の目で直接ご確認頂きたいと思います。
2017年8月31日: どの職業を選ぶかで、生涯に渡っての収入が左右されるでしょう。
2017年9月1日: ワークショップの出席者は、意欲的な売上目標を達成するビジネス・シミュレーションに参加することになります。
2017年9月4日: 状況が悪化して、これまで何もしなかった代償が更に拡大する前に、何らかの手を打つことが必要です。
2017年9月5日: そのサポートエンジニアが、顧客に電話をするのを忘れたために、会社は得意先を失った。
2017年9月6日: 我々は、我々の監査作業やまとめた意見について、貴社以外の何人に対して責任を負うものではありません。
2017年9月7日: 顧客は、この問題に関して、問題チケットに記載された以上の情報を強く求めています。根本原因を詳細に説明したお客様向けの報告書を用意していただけますか。(背景: 日本企業は、製品品質に関しては定評があります。必然的に、自社で採用している他社製品の品質に対する要求基準も高くなります。例えば、何か不具合があった時、現象の解消だけでは終わらず、根本原因の説明をベンダー(製品提供者)に求めることが多いのです。そんな事情を、製品開発部門に伝えるメールです。)
2017年9月8日: ”どのようなレポーティング製品にとっても、間違った結果が生成されるのは致命的である。”と言って差し支えない。(背景: 多くの企業では、前期までのデータを分析し、今後の経営方針を決めています。その判断のもとになるレポートの数字に誤りがあったとしたらどうでしょうか? その他の問題(例えば、グラフの見栄えが悪いとか、色がおかしい・・など)と違って、数字に誤りがあると、“致命的”ですね。)
2017年9月11日: 先週、お時間を頂き、有難うございます。日本語への翻訳に関して、どのようなものであれ進捗があればお聞かせ下さい。ところで、ご提起頂いた質問に関しては、適任者を探しております。(背景: 先週、海外の開発部門とミーティグをしました。こちらからは、製品マニュアルの日本語への翻訳について要望を出しました。また、相手からも質問が出ましたが、自分が直接の担当でないため、先ずは適任者を探す必要があります。)
2017年9月12日: 昨日のミーティングでの議論を深めるため、再度の1時間ミーティングを以下の日時に開催したいと考えています。会議招集を出す前に、これでご都合が良いかをご確認下さい。
9月19日 9:00AM (日本時間)
9月18日 8:00PM (東部標準時間)
明日中(9月13日 日本時間)までにお返事がなければ、皆様、この日時で問題ないものと判断します。そして、今週の金曜には会議招集を発信します。
2017年9月13日: ありがたいことに、5名を超える名前がノミネートされました。困ったこととしては、5名以上がノミネートされてしまい、絞り込む必要があります。(背景: ある人が退職して、その役職が空席になる予定です。後任を探す必要があり、社内で適任者の推薦を依頼したところ、5名を超える人の名前が挙がりました。痛しかゆし・・と言うべき状況です。)
2017年9月14日: ピーター、ありがとう。CSに関して良い進展がありましたね。この結果に寄与したものは何だと思われますか。(背景: あなたは、複数の部門を束ねる本部長の立場にいるとしましょう。CS=顧客満足度の改善はどの部門にとっても最優先課題です。ピーターが部門長を務める部門から、前期のCSが大幅に改善したとの報告がありました。これを聞いて、あなたはピーターにメールします。)
2017年9月15日: 各マネージャーに於かれては、添付した組織図でご自分のチームについてご確認下さい。何か変更すべきところがあれば、その詳細を私宛に、どんなに遅くとも9月19日(火)までにご連絡下さい。(背景: 数百人が所属する部門の組織図を更新しようとしています。この位の大きさになると、1人で全てを把握するのは難しく、各マネージャーに確認を取る必要があります。)
2017年9月19日: お客様からの電話に対応したサポート・エンジニアは、その製品のスキルを欠いていました。さらに悪いことに、支援を得るため、スキルを持ったエンジニアに連絡することが出来なかったのです。